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今日、久々に実家に戻ってきました、かめのです。しばらく伯母の家にいたのですが、新聞もなく、ビデオデッキもDVDプレーヤーもなく、テレビは衛星の時代劇チャンネルしか映らず、当然パソコンもスキャナもない環境だったので、なんだかようやく文化のありがたさが解った感じです。…更新、滞っていてすみません(=_=;)
でも、先日ようやく半休がもらえたので、大阪アジアン映画祭なるものにいってきてしまったり。目的は、クロージング作品の『東京タクシー』でした☆★
主演がTHE BACK HORNの山田将司! しかも関西初上映!…ということで、むやみにあがろうとするテンションを、道中にTHE BACK HORNを聞くことでらさらにあげ、ベストのコンディションにもっていきました。
映画の大まかなストーリーは、飛行機恐怖症のミュージシャン・リョウ(山田将司)が、韓国のロックフェスに参加するため、やむなくタクシーでソウルを目指す…というもの。予告編はすでに見たことがあって、タクシードライバー・山田一志(山崎一)の間に芽生える絆や連帯感、道々で出会う人との心の交流、がけっこうプッシュされていたので人間ドラマを描いた感動作なのかなあ、と勝手に想像していたのですが…かなりギャグテイストな話でした(^_^;)
韓国のタクシー会社に見つかって「いてまうど、われ!」(なぜか大阪弁;;)と追い回され、カーチェイスをくりひろげたくだりがかなり面白かったです。が、リョウがタクシー会社のマドンナの前で自分の曲を披露したシーンもなるなか良かったです。チョイスした曲がTHE BACK HORNなのは必然なのですが、なぜだか『幾千光年の孤独』でした。なので、リョウはギターをじゃかじゃかかき鳴らしながら「やらせろよあばっずれー」とか日本語で歌っていて、でもマドンナは日本語が解らないので「あなたはいつか有名になる人だと思います」と感動しているという…わりとシュールな面白さもありました。
しかし基本的には、タクシードライバー・山田一志がかなりの変人で、リョウはそれにふりまわされっぱなし、という感じでした。山田一志は川上弘美の作品にでてきそうなキャラクターでしたね;;…見ためわりとまともそうなのに、さりげなくズレていて、だんだんなれなれしくなってくるところとか。
山田将司は演技が上手いとか下手とかそういう感じではなく、あんまり演じてる雰囲気はなかったです。「そうっすね」、「いや、いいっす」とかのセリフからなんとなく。でも「どういうことだよ、ふざけんなよ! おまえらなんて、最低だ!」って怒るシーンがすごく少年っぽくて、ときめいてしまいました…いやあ、THE BACK HORNもだいぶエッジがとれてきたと思ったけど、そんなことないぜ、やっぱり『サニー』なカンジが似あうわ…。
と、おおいに堪能した大阪アジアン映画祭でした。実は昨日も半休がもらえて調子にのって『シャーロック・ホームズ』を見にいきボーゼンとなるくらい面白かったのですが…これの感想は、まだ興奮が冷めやらないのとだいぶ長くなりそうなのとで、またこんど、実家に戻ってきたときにでも書きたいと思います☆★