[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
今日もやっぱり自主的にお休みなかめのです。でもさすがに明日はいかなければいけないので、鬱々としているところです。ああ…眼をとじて再び眼をあけてみたら、2週間くらい経過してくれてたらいいのに…そうでなければ今すぐセカンドインパクトが自分の真上にきてくれたらいいのに…!
でも、そうそうそんなことはおこってくれないので、おとなしく図書館に行って休日を堪能しました。森博嗣の『笑わない数学者』と京極夏彦の『狂骨の夢』が借りたかったのですがどちらもなく、がっかりしながら予約しました。かわりに篠原一の『アウトトゥランチ』と『きみよわすれないで』などを借りてしまったりしたのですが…あれ、なんで借りたんだろう;; たぶん混乱していたんだと思います。もっというと、ブローティガンの『ソンブレロ落下す』も読みたかったですが置いてなかったです、正義のために生きたかったです(=_=;)
でも、今日はまだリンカーンが10時から見れてしあわせでした。AxeのCM良かったです☆★ 加えて明日のFNS歌謡祭にLOVEPSYCHEDELICOが出演するらしいので(地上波に登場とか久しぶりですよ!)それを糧にとりあえず明日までは生きていようと思います。太宰より短いスパンですが、生きながらえるようがんばります(@_@;)
なぜだか今日も休日なかめのです。本当はあんまり休むつもりじゃなかったのですが、どうしてだか知りませんがついうっかりできごころで…いや、やっぱり会社が嫌いなんですね。
まぁ理由はなんにせよ、せっかくの休日なので昨日書きそびれた金井美恵子の『岸辺のない海』の感想でもつづろうかと思います。金井美恵子の作品といったら、今までは『愛の生活』か『小春日和』…と、いうどちらかというとガーリッシュな読み方ができる作品が好きだったのですが、この『岸辺のない海』はガーリッシュとはまた違った感じ。今やエッセイでは、嫌いなものは一刀両断。その文体は酔ってくだをまくかのごとし。自分の飼い猫を「客観的に見てとても美しい猫だ」と書いてしまっていたり(わざとですよね?)する金井美恵子が、こんなに繊細な文章を書くなんて…! と、驚きました。
主人公の「ぼく」は孤独と絶望の中で、決して完結しない小説『岸辺のない海』を書きながら、これも本当に存在するのかどうか解らない「きみ」にむかって、語り続ける…という彷徨の話なんですね。ストーリーらしいストーリーは本当にこれだけ。でも、文章がいい。
”ぼくらは何一つとして内容のある話などしなかった。夜に隔てられた二つの部屋でぼくらは小さな穴を穿った送話器に唇を近づけて、言葉と、他ならぬ彼女のものである自分の存在の気配を送り込み、耳に近づけた受話器から、彼女の言葉と存在をとらえようとした。開け放された窓の外の夜の闇は星を飲み込んで、ぼくと彼女を隔絶する空間として無辺の彼方まで続いている。”
とか、非常に乾いて空虚な感じが良し。「ぼく」は倉橋由美子の作品にたびたび登場する「K」(ストーリー自体は『暗い旅』似だと思うけど)に似てますね。でも、自分の片割れである「きみ」(倉橋作品である「L」)に永久に出会えないところがやるせない…それに今、金井美恵子は「ぼく」なんて一人称で使わないですしね。
”ぼくらは何回も何回も同一の会話をかわした。まったく理由はなかった。理由があったとしても、ごく下らないものだったろう。たとえば、ごくつまらない喰い違い、一致することのない情熱の高まり、馬鹿気たことだったよ。ほんとにさ。”
続編ともいうべき『柔らかい土をふんで、』も今読みすすめているところですが、やっぱり『岸辺のない海』の方がお気に入りです。明日も休んで再読したいくらいですね☆★
円からバトンパスされてからずいぶん時間がたってしまいました。かめのです。円と遊んでからもう1週間近くたってるんですね…ってゆーか、明日で11月終わりじゃん(@_@;)
23日の大筋は円の日記にあるとおりですが、私は古本屋で『不思議の国のアリス』(今さら感がただよいますが、新潮文庫で金子國義装丁のヤツです☆★)と大島弓子の『全て緑になる日まで』(大島弓子作品の中ではあんまり注目されてないようですけれど、収録作品の『アポストロフィS』とか『リベルテ144時間』とかのセリフまわしは絶妙です。)…ちなみにどちらも100円でした(*^.^*)
で、円とその後ウィンドーショッピングに突入したわけなのですが、最後に100均ショップに寄って、毛糸を購入しました。円が2本目のマフラーが完成したら私の分も編んでくれるそうなのです。ありがとう! 日々の戦いの糧になります!!
話は変わって、自分のカテゴリである『かめのの日常。』を見なおしてみました。…仕事に対して黒サガ化しすぎていて自分でも若干ひきました;; そろそろ自分でこの悪しき連鎖を断ち切るべきかと考え中です。「せめてもの情け…このシュラが介錯を…」な心境です。…円と同じく私もペルソナタイムにだんだん突入してきてしまったので、このあと金井美恵子の『岸辺のない海』を呼んだ感想(感動?)を書きつづろうかと思っていたのですが、あとでにします・・・そういえば、コメント機能ってどうやってつかうんだろ? キョーコさん、どうするんでしょうか?(←キラーパス)
昨日、「サンタラを聞いて今週のデッドラインをのりきる!」と決意を固めていたわけですが、もう、はやくもくじけそうになってます…うう、根性が豆腐でできててすみません(x_x;)
いったい、どうしたというのか。話がビミョーにそれますが、大島弓子の『菊子物語』というマンガをご存知でしょうか? …主人公・菊子の「ある一時期」を、兄の視点から観察的に描いた、隠れた名作なのですが…その冒頭で、菊子の母が、菊子の部屋の梁に、あきらかに首吊り用であるロープがつるされているのを発見します。当然、動揺・心配する父母兄。しかし菊子はなんでもないふうに、
「本当に自殺する気なんかないわ。ただ、あれをみてると落ちつくのよ」
と、いうのです。
…それを読んだとき、さっぱり菊子の心情がよめなかったのですが、今はなんとなく解るような気がします。今日あまりに辞めたくなって衝動的に派遣サイトに登録してしまいましたが、実際にはまだ辞めるつもりはなく、それでいながら若干心の安寧がおとずれたからです。さすが、大島弓子…!
昨日も土曜日出勤で2週間連続6連勤だったので、ことばにしがたい疲労が蓄積されているカンジです…が、上司は2週間連続7連勤だったので、なんにもいえませんでした(-_-;)…あれ、うちの会社って別にブラック会社じゃなかったような…まあ、いいか。
読書は今のところあんまりはかばかしくありません。金井美恵子の『柔らかい土をふんで、』を途中まで読み進めていたのですが、『魍魎の匣』に時間をとられまくって(いや、でも最高でした!)いたので、貸出期限がすぎてしまって返却…さらば兄弟です。
さて、本は最近おざなりですが、かわりにサンタラが自分の中でリバイバルヒット中です。
ラジオのFM802で今月のヘビーローテーションとしてプッシュされていたときくらいからずっと好きだったのですが、4thアルバムの『DREAM DIVER』のあまりの変わりように愕然として、そこからしばらく疎遠になっていました。が、しかし、久しぶりに聞いてみたら、なんだか原初にもどっていた…! どうも自主レーベルをたてて、独立したようです。
とりわけ『三番目の恋人』とか『君はまだ約束をするんだね』が素敵すぎる…固めのギターの音もなお良いです。滅多にCDを買わない私も思わず買ってしまいました。
もっと語りたかったりはするのですが、とりあえず今日はこのへんで。来週はサンタラを糧に生きていこうとおもいます。